『若い人』(わかいひと)は、石坂洋次郎の長編小説。 1933年8月から1937年12月まで『三田文学』に断続連載され、石坂の出世作となった。1937年、上下巻として改造社から刊行された。 石坂が郷里の弘前で見聞したミッション系女学校での実話に基づいているが、関係者に迷惑が掛からぬよう、小説の舞台は北海道函館のミッションスクールとした。それは今日まで函館の遺愛学院の名誉となっている。