自然の聖地(しぜんのせいち)とは、人間が自然の中に神秘的なを感じて宗教的聖地とする自然崇拝の場(文化的空間)を指す。 ユネスコ自然遺産の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)が提唱したもので、単なる自然保護に留まらず精神文化の保全も図ることで人間性や尊厳を守り、・社会的結束を維持し、協調社会と持続可能性を追求するもので、自然の権利も呼び掛ける。その展開には2007年に承認された先住民族の権利に関する国際連合宣言が重要な役割を果たしている。 世界遺産では自然と人間の共生が見られる文化的景観として捉えられる事例が多い。