確率論における結果(けっか、英語: outcome)とは、試行によって起こり得る結果(状態・状況)のことである。標本点(ひょうほんてん、英語: sample point)ともいう。起こる結果は1つだけであり、故に異なる結果は同時に起こらない(互いに排反である)。試行の結果全体からなる集合を標本空間(全事象)という。 結果のいくつかを要素とする集合で、確率をもつと考えられるものを事象という。したがって、公理的集合論の立場から、結果と根元事象は異なる概念である。 例えば、コイントスを2回行う試行の場合、起こり得る結果は、表をH、裏をTで表すと、(H, H), (H, T), (T, H), (T, T) の4つであり、これらが標本空間を構成する。「コイントスを2回行う試行で、少なくとも1回表が出る」という事象は、(T, T) 以外の結果全てからなる集合である。

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  • 確率論における結果(けっか、英語: outcome)とは、試行によって起こり得る結果(状態・状況)のことである。標本点(ひょうほんてん、英語: sample point)ともいう。起こる結果は1つだけであり、故に異なる結果は同時に起こらない(互いに排反である)。試行の結果全体からなる集合を標本空間(全事象)という。 結果のいくつかを要素とする集合で、確率をもつと考えられるものを事象という。したがって、公理的集合論の立場から、結果と根元事象は異なる概念である。 例えば、コイントスを2回行う試行の場合、起こり得る結果は、表をH、裏をTで表すと、(H, H), (H, T), (T, H), (T, T) の4つであり、これらが標本空間を構成する。「コイントスを2回行う試行で、少なくとも1回表が出る」という事象は、(T, T) 以外の結果全てからなる集合である。 (ja)
  • 確率論における結果(けっか、英語: outcome)とは、試行によって起こり得る結果(状態・状況)のことである。標本点(ひょうほんてん、英語: sample point)ともいう。起こる結果は1つだけであり、故に異なる結果は同時に起こらない(互いに排反である)。試行の結果全体からなる集合を標本空間(全事象)という。 結果のいくつかを要素とする集合で、確率をもつと考えられるものを事象という。したがって、公理的集合論の立場から、結果と根元事象は異なる概念である。 例えば、コイントスを2回行う試行の場合、起こり得る結果は、表をH、裏をTで表すと、(H, H), (H, T), (T, H), (T, T) の4つであり、これらが標本空間を構成する。「コイントスを2回行う試行で、少なくとも1回表が出る」という事象は、(T, T) 以外の結果全てからなる集合である。 (ja)
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  • 確率論における結果(けっか、英語: outcome)とは、試行によって起こり得る結果(状態・状況)のことである。標本点(ひょうほんてん、英語: sample point)ともいう。起こる結果は1つだけであり、故に異なる結果は同時に起こらない(互いに排反である)。試行の結果全体からなる集合を標本空間(全事象)という。 結果のいくつかを要素とする集合で、確率をもつと考えられるものを事象という。したがって、公理的集合論の立場から、結果と根元事象は異なる概念である。 例えば、コイントスを2回行う試行の場合、起こり得る結果は、表をH、裏をTで表すと、(H, H), (H, T), (T, H), (T, T) の4つであり、これらが標本空間を構成する。「コイントスを2回行う試行で、少なくとも1回表が出る」という事象は、(T, T) 以外の結果全てからなる集合である。 (ja)
  • 確率論における結果(けっか、英語: outcome)とは、試行によって起こり得る結果(状態・状況)のことである。標本点(ひょうほんてん、英語: sample point)ともいう。起こる結果は1つだけであり、故に異なる結果は同時に起こらない(互いに排反である)。試行の結果全体からなる集合を標本空間(全事象)という。 結果のいくつかを要素とする集合で、確率をもつと考えられるものを事象という。したがって、公理的集合論の立場から、結果と根元事象は異なる概念である。 例えば、コイントスを2回行う試行の場合、起こり得る結果は、表をH、裏をTで表すと、(H, H), (H, T), (T, H), (T, T) の4つであり、これらが標本空間を構成する。「コイントスを2回行う試行で、少なくとも1回表が出る」という事象は、(T, T) 以外の結果全てからなる集合である。 (ja)
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  • 結果 (確率論) (ja)
  • 結果 (確率論) (ja)
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