篠崎スパイ事件(しのざきスパイじけん)または篠崎事件は、1940年9月に、イギリスの植民地のシンガポールで、当時在シンガポール日本総領事館の報道補佐官として活動していた外務省情報部嘱託の篠崎護が、の准尉からシンガポールの防衛に関する軍事機密を聞き出し、また英国陸軍の移動に関する報告書を入手するなどしたとして違反容疑で英国海峡植民地警察当局に逮捕され、同年10-12月に行われた裁判の結果、一部の容疑を除いて有罪を宣告され、禁固3年と1,000の罰金刑または軽禁固6カ月に処せられた事件。