立川市長による自衛隊員住民登録拒否事件(たちかわしちょうによるじえいたいいんじゅうみんとうろくきょひじけん)は、1973年1月から3月に発生した事件。 自衛隊に批判的な立場をとる阿部行蔵・東京都立川市長(当時)が、当時在日米軍から返還予定であった立川基地の一部を引き継ぐ立川駐屯地開庁のため、同市内へ移駐してきた自衛隊員65名の住民登録を留保したため、当時の立川市市民課長とともに公務員職権濫用罪で弁護士3人から刑事告発された。阿部と市民課長は東京地検特捜部による取り調べを受けたが、結局立川市側が2月に受付を再開したため、起訴猶予処分とされている。