田畑百貨店火災(たばたひゃっかてんかさい)とは、1971年(昭和46年)5月12日未明に千葉県千葉市中央(現・千葉市中央区中央)2丁目に存在した百貨店「田畑百貨店」(鉄筋コンクリート造、地下3階、地上8階建、屋上塔屋2階建、延床面積16,655平方メートル)で発生した火災事故である。約16時間に亘って燃え続け、死者1名(同百貨店の社長)、負傷者63名(消防士)に及ぶ被害を出した。本件火災では防火区画の不備、竪穴等の施工不良、ベニヤ板遮蔽による無窓化などによって火災を延焼させたとして、商業施設に対して消防当局が改善を指導するきっかけとなった。