『狛野物語』(こまのものがたり)は、平安時代に成立したと見られる日本の物語。作者不詳。現存する写本の存在しない逸書であり『風葉和歌集』にも本作からの和歌の採録は見られないが『枕草子』や『源氏物語』第25帖「蛍」にその名が見えることから、11世紀には広く知られていた物語であることが窺える。