メジャーリーグサッカーにおける特別指定選手制度(Designated Player Rule)は、2007年に採用されたサラリーキャップに関する規定である。特別指定選手第1号にはMFデヴィッド・ベッカムが認定されたため、ベッカム・ルール(the Beckham Rule)とも呼ばれる。 メジャーリーグサッカーの各選手にはサラリーキャップ(年俸総額の上限制度)が導入されているが、各クラブが選手のサラリーキャップの範囲外で最大2人まで獲得することを認めたのがこの制度である。この制度により、それまでの規定では獲得が困難だったFWティエリ・アンリやDFラファエル・マルケスなどのスター選手がメジャーリーグサッカーに進出するようになった。