牛乳箱(ぎゅうにゅうばこ)または牛乳受け箱(ぎゅうにゅううけばこ)は、配達された牛乳を受け取るための箱である。玄関先に置かれたり、戸口に釘で打ち付けられて設置される。 輸送手段や冷蔵設備が整っていない時代、日持ちせず腐りやすい牛乳は、地元地域の酪農家から販売店を通じて新鮮なうちに家庭に配達されるのが一般的であった。主に早朝に配達されるため、家人を起こさずにすむよう玄関先に設置されたのが牛乳箱である。配達された牛乳は玄関先の牛乳箱に入れられ、飲み終わった空き瓶を入れておくと、翌日、空き瓶が回収されて新しい牛乳と入れ替えられるシステムであった。