『瀛涯勝覧』(えいがいしょうらん)は、明の(ばかん)によって書かれた東南アジアおよびインド洋沿岸諸国の地誌で、チャンパからメッカに至る20か国について記す。著者の馬歓は鄭和による遠征の随行者であり、鄭和本人による報告書が現存しないため、本書は鄭和の遠征について知るための主要な資料のひとつである。