シャーマンの海への進軍(シャーマンのうみへのしんぐん、Sherman's March to the sea)とは、アメリカ南北戦争終盤期の1864年11月15日から12月22日にかけて、北軍のウィリアム・シャーマン将軍がアメリカ南部連合(南軍)の早期降伏を目的として、南部連合の中心州であったジョージア州のアトランタから南東約400キロ先の港町サバナまでの主要部を、50キロから100キロ幅で行った破壊進撃を意味する。鉄道などの基盤、産業施設、個人の資産に至るまでを破壊し、戦争に対する物質的・精神的な支えを喪失させたこの戦いは、後の20世紀の総力戦を予告するものであった。