浣腸(かんちょう、「灌腸」とも)とは、肛門および直腸を経由して腸内に液体を注入する医療行為、もしくはそれに使用する薬剤や器具の総称。主に、便秘治療、検査・手術前や出産時の腸管内排泄物除去のために行われ、グリセリン液やクエン酸ナトリウムが薬剤として使用される。 通常日本では医師でなければ浣腸を行うことは出来ないが、以下の(使用)条件を満たしている一般用の浣腸剤を使うことができる。 * 使い捨て、一回きりの浣腸器(ディスポーザブルとも言う) * 挿入部の長さが6センチメートル以内 * グリセリンかつ濃度は50%以下に抑える * 内容量が成人で40グラム以下、6歳から12歳未満が20グラム以下、そして1歳から6歳未満は10グラム以下 ただし健康状態が良くなかったりする状況で行うなど、一般用であっても医療行為と見なされる可能性がある。