浅草花やしきの象(あさくさはなやしきのぞう、1870年頃 - 1932年10月6日)は、1888年(明治21年)にシャム王国から明治天皇に日暹修好通商に関する宣言(日タイ修好宣言)調印記念として贈呈されたオスのアジアゾウである。恩賜上野動物園で35年にわたって飼育された後、浅草花やしきに譲渡されて9年生き、62歳の高齢で死亡した。この象は「暴れ象」として悪名が高く一時は殺処分まで検討されていたが、結局は寿命を全うしている。