洗礼機密(せんれいきみつ、ギリシア語: Βάπτισμα, ロシア語: Крещение, 英語: Baptism)は正教会の七つの機密のひとつである。洗礼式や聖洗禮儀(せいせんれいぎ)と呼ばれる奉神礼の一部を構成する。 洗礼は、信徒が神の僕である事の印であるとされる。 洗礼機密と傅膏機密を含む式次第は相当に古い起源を有する。4世紀のギリシャ教父であるイェルサリムの聖キリル(エルサレムの聖キュリロス)が著した『啓蒙者の為の機密講話』(Catecheses mystagogicae)の中で語られている事柄の大半が、今もこの洗礼の奉神礼に見出せる。