汪 啓淑(おう けいしゅく、1728年 - 1800年)は、中国清朝中期の古印や名印の収蔵家・蔵書家・著述家である。生涯のうちに27種もの印譜を編集・出版し篆刻芸術の発展に尽くした。 字は慎儀、号は秀峯・訒葊・悔堂・秋室・退斎居士。居室は飛鴻堂・春暉堂・開万楼・琴硯楼・嘯雲楼・一泓斎・安拙窩・静楽居・居易葊・綿潭山舘・臨学山堂・聴泉精舎。篆刻を好み、印癖先生と称する。徽州府歙県の人。