氷山空母(ひょうざんくうぼ)とは、手頃な大きさの氷山を、洋上基地あるいは自力航行が可能な巨大航空母艦として運用する構想のことである。 数々の奇想天外な兵器の「発明」で知られるイギリスのジェフリー・N・パイクが第二次世界大戦中に考案したものの一つで、氷山の上面や内部を加工し、その巨大な面積を利用して陸上機も運用可能とする壮大な構想であり、実際にモデル実験なども行われた。最終的に、コスト面を理由に計画は中止された。