歴史的黒人大学(Historically black colleges and universities、HBCU)は、古くからアフリカ系アメリカ人学生の教育を目的としていた高等教育機関の総称。 殆どの歴史的黒人大学は、南北戦争後に南部に設立され、多くの場合、北部に拠点を置く宗教宣教師組織の支援を受けている。かつては殆どの学生が黒人であったが、現在は学生の多様化が進み、白人の学生も多い。ジョージア州のスペルマン大学や、ワシントンD.C.のハワード大学「黒人のハーバード」などは熱心に留学生を誘致している。オバマ政権は、HBCUへの支援を1700万ドル拡大させた。また、トランプ政権は2019年に超党派の法案に署名し、HBCUへの年間2億5000万ドル以上の支援を決定した。