武王(ぶおう、? - 紀元前690年、在位:紀元前741年 - 紀元前690年)は、中国の春秋時代の楚の君主。姓は羋、氏は熊。諱は徹。 霄敖の子として生まれた。紀元前741年、兄王の蚡冒が死去すると、兄の子を殺して即位した。紀元前706年、随を攻撃した。紀元前704年、沈鹿に諸侯を召集し、参集しなかった黄と随を攻撃した。周の桓王に昇爵を要求したが拒否され、王号を自称した。紀元前703年、巴とともに鄾を包囲し、鄧軍を撃破した。紀元前700年、絞を攻撃して破り、和を結んで凱旋した。。紀元前699年、屈瑕に羅を攻撃させたが、楚軍は敗れて、屈瑕は自殺した。紀元前690年に随を攻めた際に病没した。