『桃花扇』(とうかせん)は、清の孔尚任(こうしょうじん)による戯曲。明王朝の滅亡を背景に、復社の侯方域と南京の妓女李香君の恋愛を描く。全44齣から構成され、康熙己卯(1699年)に完成した。『長生殿』と並ぶ清朝の伝奇の代表作である。