東ローマ帝国の養蚕伝来では、6世紀中盤、ユスティニアヌス1世の命で中央アジアから蚕が密輸入され、東ローマ帝国における養蚕との生産が始まった過程について述べる。中国から蚕を手に入れたことで、東ローマ帝国はヨーロッパの絹織物市場を独占することになった。