『服部』(はっとり)は、日本のロックバンドであるUNICORNの3枚目のオリジナル・アルバム。 1989年6月1日にCBSソニーからリリースされた。前作『PANIC ATTACK』(1988年)よりおよそ1年ぶりにリリースされた作品であり、前作までは作詞・作曲はほぼ全曲において奥田民生が担当していたが、本作では堀内一史および阿部義晴、西川幸一、手島いさむのメンバー全員が作詞もしくは作曲を担当している。プロデューサーは前作に引き続き笹路正徳が担当している。 前作レコーディング中に新たに加入した阿部が正式に参加した初のアルバムであり、また初めてメンバーの意向が全面的に押し出されたアルバムであると奥田は述べている。アルバムタイトルは意味のないタイトルにしたいというメンバーの要望から決定され、ジャズとワルツの融合やサンバ、インド音楽やロックンロール、フォークソングなど様々なジャンルの曲が収録された。 オリコンチャートでは最高位3位となり、バンドとして初のトップ10入りを果たした。先行シングルとしてバンド初となるシングル「大迷惑」がリリースされた他、リカットとして「デーゲーム」がリリースされ、1曲目にはコメディアンであり俳優の坂上二郎による歌唱バージョンが収録された。