晩課(ばんか)とは、正教会の晩の奉神礼、およびカトリック教会の晩の典礼をいう。英語の"Vespers"に対応する、両教派に共通する訳語であるが、教派によって構成はかなり異なっている。音楽作品についてはラテン語("Vesperae")からそのまま転写してヴェスペレと呼ばれる事がある。 「晩祷」も参照 東西教会の別を問わず、教会暦は日没を一日の区切りとするため、いずれの教派においても、日没後に行われる晩課は、一日の初めの時課となる。 聖公会での(Evening Prayer)に相当する。