旧尾藤家住宅(きゅうびとうけじゅうたく)は、京都府与謝郡与謝野町のちりめん街道(加悦重要伝統的建造物群保存地区)内にある歴史的建造物。2002年(平成14年)3月26日、京都府指定有形文化財に指定された。旧所有者の尾藤家は、江戸時代以来丹後を代表する生糸縮緬の商家であり、歴代の当主は、大庄屋、庄屋、町長、銀行頭取、加悦鉄道株式会社社長を務めた。また、多くの史料が遺されており、近世から近代の加悦地域の歴史を知るうえで非常に重要な文化的建造物である。 2017年(平成29年)4月、文化庁により、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリー「日本遺産」の「丹後ちりめん回廊」を構成する文化財のひとつに認定された。