旧加悦町役場庁舎(きゅうかやちょうやくばちょうしゃ)は、京都府与謝郡与謝野町のちりめん街道(加悦重要伝統的建造物群保存地区)内にある歴史的建造物。1997年(平成9年)3月14日、京都府指定有形文化財に指定された。1927年(昭和2年)3月に発生した北丹後地震により倒壊した加悦町役場庁舎が、1929年(昭和4年)に建て替えられたものである。震災からの復興の記念碑的建築とされ、当時の最新の技法を用いた近代建築史上貴重な遺構といわれている。老朽化により、2002年(平成14年)以降は1階部分しか使えない状況であったが、2019年(令和元年)8月から、2020年(令和2年)3月にかけ、令和の大修理(後述)が行われ、2階部分が1階部分とともに復原された。日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財の一つである。