『悪魔と神』(あくまとかみ)は、ジャン=ポール・サルトル作の戯曲。3幕11場、所要時間は4時間、登場人物35名以上に及ぶ、サルトル戯曲の最大作。原題は"Le Diable et le Bon Dieu"。 1951年6月7日、の演出によりパリのアントワーヌ座で初演され、『レ・タン・モデルヌ』誌1951年6-8月号に掲載、次いでガリマール社より出版された。 物語の舞台は16世紀ドイツ農民戦争勃発前夜、実在の人物である傭兵隊長ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンをモデルにして、実存主義哲学の立場から「善」と「悪」について探求している。