征西日記(せいせいにっき)は、元治元年(1864年)1月に第14代将軍徳川家茂が上洛した際、警護のためにこれに随行した幕臣・伊庭八郎が書き記した「御上洛御共之節旅中並在京在坂中萬事覚留帳面」を、後年、伊庭の親友だった中根香亭が活字化し出版したものである。 伊庭八郎の残した唯一の文章で、元治元年1月14日から同年6月25日まで、163日間の日記。