常渓君(じょうけいくん、サンゲグン、상계군、1769年1月21日 - 1786年11月20日)は、李氏朝鮮後期の王族。名は湛(ダム、담)、初名は濬(ジュン、준)。王世子に任命されなかったが、洪国栄によって潜在的な王位継承者に指名されて仮東宮と呼ばれた。まもなく完豊君に封じられた。完豊君の完は王室の故郷である完山(全州に所属した一村里の地名)から取ったものであり、豊は豊山洪氏として洪国栄と元嬪洪氏の故郷から取ったものである。字と号は不詳であり、諡号が授与されたのかどうかも不明である。