帝釈川ダム(たいしゃくがわダム)は、広島県庄原市と神石郡神石高原町との境、一級河川高梁川水系帝釈川に建設されたダムである。 中国電力が管理する水力発電用ダムで、高さ62.43メートルの重力式コンクリートダムである。1924年(大正13年)に完成した中国地方では歴史のあるコンクリートダム。2002年(平成14年)からダム再開発事業を実施し、ダム本体および発電能力を増強している。ダム湖(人造湖)の名は神竜湖(しんりゅうこ)と命名され、帝釈峡の中心として年間70万人が訪れる一大観光地となっている。比婆道後帝釈国定公園であり、2005年(平成17年)には地元の推薦によって財団法人ダム水源地環境整備センターが選定する「ダム湖百選」に選ばれている。