『巨匠とマルガリータ』(ロシア語: Мастер и Маргарита)は、ミハイル・ブルガーコフが1929年から1940年にかけて執筆した長編小説。 ソ連当局によって体制批判として受け止められて生前出版が叶わず、出版されたのはブルガーコフの死後26年も経った1966年だった。それも全体の12%が変更や削除されたものだった。サミズダートに基づくオリジナル版は1969年にフランクフルトで出版。ソ連では1974年になってようやく1940年版に基づく完全版が刊行された。1989年には草稿に基づく決定版が出版されている。 近年、ロシアでは舞台化やテレビ・ドラマ化もなされてその人気は再浮上している。「原稿は決して燃えない」という名台詞で有名。