岳不群(がく ふぐん、繁体字: 岳不羣、拼音: Yuè Bùqún)は、金庸の武俠小説『秘曲 笑傲江湖』に登場する悪役の一人。華山派の総帥で人格者の誉れ高く「君子剣」と呼ばれるが、野心家で権謀術数を張り巡らせることから「偽君子」(ぎくんし、にせくんし)とも呼ばれる。現在の中国で「偽善者」の代名詞となるほどの存在感を持つ。 本来「群」の字は「君」の下に「羊」と書く(羣)だが、現代中国語の簡体字では「群」になっている。