令狐冲(れいこ ちゅう、拼音: Línghú Chōng)は、金庸の武俠小説『秘曲 笑傲江湖』に登場する主人公である。「令狐」が姓で「冲」が名。華山派の「君子剣」と慕われている岳不群を師匠に持ち、育ての母といえる人物は岳不群の妻で妹弟子でもある寧中則。孤児だったところを岳夫妻に拾われて育ち、家族同然の関係を築いている。なお、その2人の娘である岳霊珊とは周り全員が認める暗黙の了解の恋仲であったが、林平之の出現によりあっさりと振られてしまう。