小笠原事件(おがさわらじけん)は、1945年(昭和20年)に小笠原諸島父島において日本の陸海軍高級幹部が、アメリカ軍航空部隊の搭乗員である捕虜8名を処刑し、そのうち5名の人肉を嗜食した事件。父島事件とも。 当時の父島は住民を疎開させた上で要塞化(父島要塞)されており、陸軍の混成第1旅団(旅団長:立花芳夫陸軍少将。3月に第109師団に改編、立花は陸軍中将に進級し第109師団長)、海軍の父島方面特別根拠地隊(司令官:森国造海軍少将。森は5月に海軍中将に進級)が守備していた。