安倍川花火大会(あべがわはなびたいかい)は、静岡県の安倍川沿い(葵区の安倍川橋上流、安西橋下流左岸周辺)の河川敷において毎年7月最終土曜日に行われる東海地方でも有数の花火大会である。 花火大会の開場である安倍川は、静岡県と山梨県の境を通り流域が静岡市内にあり、静岡市の市街地の西側を流れて駿河湾に注いでいる。江戸時代初頭、徳川家康によって天下普請として大規模な治水工事が行なわれ、また、防衛上の理由から橋の架設が認められなかったことから、旅人は渡し船や川渡し人足の肩車や輦台に乗って渡った。安倍川は水が綺麗なことで知られ、2008年(平成20年)には環境省から「平成の名水百選」に選定されている。