『奇異雑談集』(きいぞうだんしゅう)は、江戸時代の説話集・奇談集である。編著者は不明。貞享4年(1687年)、京都の茨木多左衛門から出版された。版行以前に書かれたとみられる写本も確認されており、その祖型の成立はそれ以前であると見られている。冨士昭雄は、撰述者は新渡の漢籍にも触れ得た、京都東寺所縁の僧侶だろうと推測している。 諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』から翻訳された話なども収録されている。

Property Value
dbo:abstract
  • 『奇異雑談集』(きいぞうだんしゅう)は、江戸時代の説話集・奇談集である。編著者は不明。貞享4年(1687年)、京都の茨木多左衛門から出版された。版行以前に書かれたとみられる写本も確認されており、その祖型の成立はそれ以前であると見られている。冨士昭雄は、撰述者は新渡の漢籍にも触れ得た、京都東寺所縁の僧侶だろうと推測している。 諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』から翻訳された話なども収録されている。 (ja)
  • 『奇異雑談集』(きいぞうだんしゅう)は、江戸時代の説話集・奇談集である。編著者は不明。貞享4年(1687年)、京都の茨木多左衛門から出版された。版行以前に書かれたとみられる写本も確認されており、その祖型の成立はそれ以前であると見られている。冨士昭雄は、撰述者は新渡の漢籍にも触れ得た、京都東寺所縁の僧侶だろうと推測している。 諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』から翻訳された話なども収録されている。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageID
  • 3274563 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 1346 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 79153714 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • 『奇異雑談集』(きいぞうだんしゅう)は、江戸時代の説話集・奇談集である。編著者は不明。貞享4年(1687年)、京都の茨木多左衛門から出版された。版行以前に書かれたとみられる写本も確認されており、その祖型の成立はそれ以前であると見られている。冨士昭雄は、撰述者は新渡の漢籍にも触れ得た、京都東寺所縁の僧侶だろうと推測している。 諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』から翻訳された話なども収録されている。 (ja)
  • 『奇異雑談集』(きいぞうだんしゅう)は、江戸時代の説話集・奇談集である。編著者は不明。貞享4年(1687年)、京都の茨木多左衛門から出版された。版行以前に書かれたとみられる写本も確認されており、その祖型の成立はそれ以前であると見られている。冨士昭雄は、撰述者は新渡の漢籍にも触れ得た、京都東寺所縁の僧侶だろうと推測している。 諸国の奇談や怪異の説を収録しており、いくつかの話には挿絵がつけられている。序文には「唐土本朝怪異之説ヲ録(しる)シテ以テ後人ニ遺(のこ)ス」とあり、中国の小説集『剪灯新話』から翻訳された話なども収録されている。 (ja)
rdfs:label
  • 奇異雑談集 (ja)
  • 奇異雑談集 (ja)
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of