大蔵大根(おおくらだいこん)は、東京都世田谷区近辺で多く栽培される大根の品種である。江戸時代に豊多摩郡(現在の杉並区付近)で栽培されていた「源内づまり」という品種の大根が世田谷の大蔵原(現在の世田谷区大蔵付近)に伝わって改良され、「大蔵大根」として1953年(昭和28年)に名称登録された。栽培しやすい青首大根の普及などに伴って一時は衰退したが、世田谷区内の農家が1997年(平成9年)から栽培に取り組み、世田谷区の地場野菜として復活を果たしている。