大根島第二熔岩隧道(だいこんじまだいにようがんずいどう)は、島根県松江市八束町(旧八束郡八束町)寺津にある国の天然記念物に指定された溶岩洞である。1933年(昭和8年)の道路改良工事の際に偶然発見されたもので、地元では竜渓洞(りゅうけいどう)と呼ばれており、発見から2年後の1935年(昭和10年)6月7日に国の天然記念物に指定された。 国の天然記念物に指定された溶岩洞穴 は日本国内に全13件あり、そのうちの大半を占める11件が富士山山麓の山梨・静岡の2県に集中しており、残りの2件が島根県の大根島にある大根島第二熔岩隧道と大根島の熔岩隧道である。 同じ大根島にありながら第一熔岩隧道(大根島の熔岩隧道)とは異なる洞窟形態であり、第一熔岩隧道が溶岩流の停滞によるガス溜まりによってつくられた空洞であるのに対し、第二熔岩隧道は溶岩流の表層が固まった後の内部流動によって形成されている。2004年(平成16年)に行われた綿密な調査研究の結果、洞窟内溶岩流出孔、言い換えれば洞窟内火口を持つ、きわめて貴重で日本国内において他に例のない希少な形態であることが判明した。 同じ大根島にある国の特別天然記念物の大根島の熔岩隧道は立入りが禁止されているが、本記事で解説する大根島第二熔岩隧道は常時施錠されているものの、事前の申込みにより見学可能である。

Property Value
dbo:abstract
  • 大根島第二熔岩隧道(だいこんじまだいにようがんずいどう)は、島根県松江市八束町(旧八束郡八束町)寺津にある国の天然記念物に指定された溶岩洞である。1933年(昭和8年)の道路改良工事の際に偶然発見されたもので、地元では竜渓洞(りゅうけいどう)と呼ばれており、発見から2年後の1935年(昭和10年)6月7日に国の天然記念物に指定された。 国の天然記念物に指定された溶岩洞穴 は日本国内に全13件あり、そのうちの大半を占める11件が富士山山麓の山梨・静岡の2県に集中しており、残りの2件が島根県の大根島にある大根島第二熔岩隧道と大根島の熔岩隧道である。 同じ大根島にありながら第一熔岩隧道(大根島の熔岩隧道)とは異なる洞窟形態であり、第一熔岩隧道が溶岩流の停滞によるガス溜まりによってつくられた空洞であるのに対し、第二熔岩隧道は溶岩流の表層が固まった後の内部流動によって形成されている。2004年(平成16年)に行われた綿密な調査研究の結果、洞窟内溶岩流出孔、言い換えれば洞窟内火口を持つ、きわめて貴重で日本国内において他に例のない希少な形態であることが判明した。 同じ大根島にある国の特別天然記念物の大根島の熔岩隧道は立入りが禁止されているが、本記事で解説する大根島第二熔岩隧道は常時施錠されているものの、事前の申込みにより見学可能である。 (ja)
  • 大根島第二熔岩隧道(だいこんじまだいにようがんずいどう)は、島根県松江市八束町(旧八束郡八束町)寺津にある国の天然記念物に指定された溶岩洞である。1933年(昭和8年)の道路改良工事の際に偶然発見されたもので、地元では竜渓洞(りゅうけいどう)と呼ばれており、発見から2年後の1935年(昭和10年)6月7日に国の天然記念物に指定された。 国の天然記念物に指定された溶岩洞穴 は日本国内に全13件あり、そのうちの大半を占める11件が富士山山麓の山梨・静岡の2県に集中しており、残りの2件が島根県の大根島にある大根島第二熔岩隧道と大根島の熔岩隧道である。 同じ大根島にありながら第一熔岩隧道(大根島の熔岩隧道)とは異なる洞窟形態であり、第一熔岩隧道が溶岩流の停滞によるガス溜まりによってつくられた空洞であるのに対し、第二熔岩隧道は溶岩流の表層が固まった後の内部流動によって形成されている。2004年(平成16年)に行われた綿密な調査研究の結果、洞窟内溶岩流出孔、言い換えれば洞窟内火口を持つ、きわめて貴重で日本国内において他に例のない希少な形態であることが判明した。 同じ大根島にある国の特別天然記念物の大根島の熔岩隧道は立入りが禁止されているが、本記事で解説する大根島第二熔岩隧道は常時施錠されているものの、事前の申込みにより見学可能である。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 957949 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 8772 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 88270068 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-en:caption
  • 大根島第二熔岩隧道の位置 (ja)
  • 大根島第二熔岩隧道の位置 (ja)
prop-en:float
  • right (ja)
  • right (ja)
prop-en:relief
  • 1 (xsd:integer)
prop-en:width
  • 240 (xsd:integer)
prop-en:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
georss:point
  • 35.49755555555556 133.17586111111112
rdf:type
rdfs:comment
  • 大根島第二熔岩隧道(だいこんじまだいにようがんずいどう)は、島根県松江市八束町(旧八束郡八束町)寺津にある国の天然記念物に指定された溶岩洞である。1933年(昭和8年)の道路改良工事の際に偶然発見されたもので、地元では竜渓洞(りゅうけいどう)と呼ばれており、発見から2年後の1935年(昭和10年)6月7日に国の天然記念物に指定された。 国の天然記念物に指定された溶岩洞穴 は日本国内に全13件あり、そのうちの大半を占める11件が富士山山麓の山梨・静岡の2県に集中しており、残りの2件が島根県の大根島にある大根島第二熔岩隧道と大根島の熔岩隧道である。 同じ大根島にありながら第一熔岩隧道(大根島の熔岩隧道)とは異なる洞窟形態であり、第一熔岩隧道が溶岩流の停滞によるガス溜まりによってつくられた空洞であるのに対し、第二熔岩隧道は溶岩流の表層が固まった後の内部流動によって形成されている。2004年(平成16年)に行われた綿密な調査研究の結果、洞窟内溶岩流出孔、言い換えれば洞窟内火口を持つ、きわめて貴重で日本国内において他に例のない希少な形態であることが判明した。 同じ大根島にある国の特別天然記念物の大根島の熔岩隧道は立入りが禁止されているが、本記事で解説する大根島第二熔岩隧道は常時施錠されているものの、事前の申込みにより見学可能である。 (ja)
  • 大根島第二熔岩隧道(だいこんじまだいにようがんずいどう)は、島根県松江市八束町(旧八束郡八束町)寺津にある国の天然記念物に指定された溶岩洞である。1933年(昭和8年)の道路改良工事の際に偶然発見されたもので、地元では竜渓洞(りゅうけいどう)と呼ばれており、発見から2年後の1935年(昭和10年)6月7日に国の天然記念物に指定された。 国の天然記念物に指定された溶岩洞穴 は日本国内に全13件あり、そのうちの大半を占める11件が富士山山麓の山梨・静岡の2県に集中しており、残りの2件が島根県の大根島にある大根島第二熔岩隧道と大根島の熔岩隧道である。 同じ大根島にありながら第一熔岩隧道(大根島の熔岩隧道)とは異なる洞窟形態であり、第一熔岩隧道が溶岩流の停滞によるガス溜まりによってつくられた空洞であるのに対し、第二熔岩隧道は溶岩流の表層が固まった後の内部流動によって形成されている。2004年(平成16年)に行われた綿密な調査研究の結果、洞窟内溶岩流出孔、言い換えれば洞窟内火口を持つ、きわめて貴重で日本国内において他に例のない希少な形態であることが判明した。 同じ大根島にある国の特別天然記念物の大根島の熔岩隧道は立入りが禁止されているが、本記事で解説する大根島第二熔岩隧道は常時施錠されているものの、事前の申込みにより見学可能である。 (ja)
rdfs:label
  • 大根島第二熔岩隧道 (ja)
  • 大根島第二熔岩隧道 (ja)
geo:geometry
  • POINT(133.17585754395 35.497554779053)
geo:lat
  • 35.497555 (xsd:float)
geo:long
  • 133.175858 (xsd:float)
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of