夜店(よみせ)とは、夜に開かれる商店のこと。古くから夏祭りの際に出回る屋台などが夜店と呼ばれる。近年では、キャバクラやバーなど夜に営業を行う店も夜店のひとつに数えられることがある。 夏の風物詩として知られ、夏の季語にもなっている。 元々は、吉原遊廓における夜間の営業を指す語であった。縁日の屋台などとしての夜店が出現したのは江戸時代後期で、最も早く出現したのは大坂で、江戸では文政年間に出現し、当初の照明はカンテラ等であった。その後、その形態の夜店の照明は昭和初期~昭和40年代頃のアセチレンランプを経て、現在では電球を用いるのが普通となっている。