富田川のオオウナギ生息地(とんだがわのオオウナギせいそくち)とは、和歌山県南西部を流れる富田川の河口から、上流方向へ約18キロメートルまでの水域にわたる、国の天然記念物に指定されたオオウナギの生息地である。 オオウナギ (英: Giant mottled eel)はウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚であり、学名Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824、標準和名はオオウナギ(大鰻)である。ウナギ科魚類は世界に19の種と亜種が確認されており、日本国内には3種が自然分布している。その1種であるオオウナギは熱帯性の魚類であり、日本国内では屋久島・種子島以南に多く生息し、沖縄ではウナギ(ニホンウナギ)よりも多く生息しているが、本州・四国・九州では生息数が少なく、利根川河口以南(以西)の太平洋沿岸、長崎県以南の東シナ海沿岸に生息地が分散して点在しており、それぞれ、国、県、市町村単位の天然記念物に指定されている。これら生息地のうち国の天然記念物に指定されているのは、徳島県海部郡海陽町の母川水域、長崎県長崎市樺島の共同井戸(樺島のオオウナギ生息地) 、そして本項で解説する和歌山県富田川水域の3件のみであり、3件とも1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定された。

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  • 富田川のオオウナギ生息地(とんだがわのオオウナギせいそくち)とは、和歌山県南西部を流れる富田川の河口から、上流方向へ約18キロメートルまでの水域にわたる、国の天然記念物に指定されたオオウナギの生息地である。 オオウナギ (英: Giant mottled eel)はウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚であり、学名Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824、標準和名はオオウナギ(大鰻)である。ウナギ科魚類は世界に19の種と亜種が確認されており、日本国内には3種が自然分布している。その1種であるオオウナギは熱帯性の魚類であり、日本国内では屋久島・種子島以南に多く生息し、沖縄ではウナギ(ニホンウナギ)よりも多く生息しているが、本州・四国・九州では生息数が少なく、利根川河口以南(以西)の太平洋沿岸、長崎県以南の東シナ海沿岸に生息地が分散して点在しており、それぞれ、国、県、市町村単位の天然記念物に指定されている。これら生息地のうち国の天然記念物に指定されているのは、徳島県海部郡海陽町の母川水域、長崎県長崎市樺島の共同井戸(樺島のオオウナギ生息地) 、そして本項で解説する和歌山県富田川水域の3件のみであり、3件とも1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
  • 富田川のオオウナギ生息地(とんだがわのオオウナギせいそくち)とは、和歌山県南西部を流れる富田川の河口から、上流方向へ約18キロメートルまでの水域にわたる、国の天然記念物に指定されたオオウナギの生息地である。 オオウナギ (英: Giant mottled eel)はウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚であり、学名Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824、標準和名はオオウナギ(大鰻)である。ウナギ科魚類は世界に19の種と亜種が確認されており、日本国内には3種が自然分布している。その1種であるオオウナギは熱帯性の魚類であり、日本国内では屋久島・種子島以南に多く生息し、沖縄ではウナギ(ニホンウナギ)よりも多く生息しているが、本州・四国・九州では生息数が少なく、利根川河口以南(以西)の太平洋沿岸、長崎県以南の東シナ海沿岸に生息地が分散して点在しており、それぞれ、国、県、市町村単位の天然記念物に指定されている。これら生息地のうち国の天然記念物に指定されているのは、徳島県海部郡海陽町の母川水域、長崎県長崎市樺島の共同井戸(樺島のオオウナギ生息地) 、そして本項で解説する和歌山県富田川水域の3件のみであり、3件とも1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
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  • 富田川のオオウナギ生息地(濁り淵)の位置 (ja)
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  • 国立国会図書館デジタルコレクション (ja)
  • 水族誌 畔田翠山著、堀田龍之助校、田中芳男閲、河原田盛美再校、田中芳男、1884(明治17) (ja)
  • 国立研究開発法人水産研究・教育機構 図書資料デジタルアーカイブ (ja)
  • 紀州魚譜 宇井縫蔵 (ja)
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  • 水族誌 畔田翠山著、堀田龍之助校、田中芳男閲、河原田盛美再校、田中芳男、1884(明治17) (ja)
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  • 富田川のオオウナギ生息地(とんだがわのオオウナギせいそくち)とは、和歌山県南西部を流れる富田川の河口から、上流方向へ約18キロメートルまでの水域にわたる、国の天然記念物に指定されたオオウナギの生息地である。 オオウナギ (英: Giant mottled eel)はウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚であり、学名Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824、標準和名はオオウナギ(大鰻)である。ウナギ科魚類は世界に19の種と亜種が確認されており、日本国内には3種が自然分布している。その1種であるオオウナギは熱帯性の魚類であり、日本国内では屋久島・種子島以南に多く生息し、沖縄ではウナギ(ニホンウナギ)よりも多く生息しているが、本州・四国・九州では生息数が少なく、利根川河口以南(以西)の太平洋沿岸、長崎県以南の東シナ海沿岸に生息地が分散して点在しており、それぞれ、国、県、市町村単位の天然記念物に指定されている。これら生息地のうち国の天然記念物に指定されているのは、徳島県海部郡海陽町の母川水域、長崎県長崎市樺島の共同井戸(樺島のオオウナギ生息地) 、そして本項で解説する和歌山県富田川水域の3件のみであり、3件とも1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
  • 富田川のオオウナギ生息地(とんだがわのオオウナギせいそくち)とは、和歌山県南西部を流れる富田川の河口から、上流方向へ約18キロメートルまでの水域にわたる、国の天然記念物に指定されたオオウナギの生息地である。 オオウナギ (英: Giant mottled eel)はウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚であり、学名Anguilla marmorata Quoy and Gaimard, 1824、標準和名はオオウナギ(大鰻)である。ウナギ科魚類は世界に19の種と亜種が確認されており、日本国内には3種が自然分布している。その1種であるオオウナギは熱帯性の魚類であり、日本国内では屋久島・種子島以南に多く生息し、沖縄ではウナギ(ニホンウナギ)よりも多く生息しているが、本州・四国・九州では生息数が少なく、利根川河口以南(以西)の太平洋沿岸、長崎県以南の東シナ海沿岸に生息地が分散して点在しており、それぞれ、国、県、市町村単位の天然記念物に指定されている。これら生息地のうち国の天然記念物に指定されているのは、徳島県海部郡海陽町の母川水域、長崎県長崎市樺島の共同井戸(樺島のオオウナギ生息地) 、そして本項で解説する和歌山県富田川水域の3件のみであり、3件とも1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定された。 (ja)
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  • 富田川のオオウナギ生息地 (ja)
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