国立医薬品食品衛生研究所(こくりついやくひんしょくひんえいせいけんきゅうしょ、National Institute of Health Sciences: NIHS)は日本の厚生労働省の施設等機関の一つ。 医薬品、医療機器、食品、化学物質についての品質、安全性、有効性についての調査・研究を実施する機関である。 調査・研究によって得られた結果は、安全性に関する国内外の情報とともにデータベース化されており、厚生労働省の行政や他の研究機関での研究などに活用されている。 なお、1874年に設立されたを源流としているため、日本国内で「最も古い国立試験研究機関」とされている。 所内には日本薬局方を創設したアントン・ヨハネス・ゲールツの記念碑がある。元々は上野の谷中天龍院に建立されたものを1974年に当時の世田谷庁舎の敷地内に移設したもので、後述する庁舎移転に伴い、2018年に現施設に移設された。