善福寺のイチョウ(ぜんぷくじのイチョウ)は、東京都港区元麻布一丁目の善福寺境内に生育するイチョウの巨木(雄株)である。浄土真宗の開祖、親鸞が善福寺を訪れた際に地に挿した杖が芽吹いて成長したものといい、推定の樹齢は750年以上と伝わる。1926年(大正15年)に国の天然記念物に指定されたが、1945年(昭和20年)の空襲で幹の大部分を焼損した。後に樹勢を回復し、秋には多くの葉を黄葉させている。東京都内で最大級のイチョウの巨木である。