『吸血鬼』(きゅうけつき、原題:The Vampyre)は、1819年にジョン・ポリドリが書いた散文小説、ゴシックホラー。ジョージ・ゴードン・バイロン以下、ポリドリ、メアリー・シェリー、パーシー・シェリーの4人がスイスのレマン湖畔の別荘にて互いに怪奇談を語り合った中(ディオダティ荘の怪奇談義)で、バイロン卿が語った話が基になっている。ここから生まれた作品としては他に『フランケンシュタイン』がある。本作は創作物におけるロマン主義の吸血鬼のジャンルの始祖とみなされることが多い。 は、この作品を「吸血鬼にまつわる様々な伝承を首尾一貫した文学ジャンルに融合させることに成功した最初の物語」と評している。