ローマ・カトリック教会において、同性愛行為は自然法に反する罪深い (sinful) ものとされる。カトリック教会において性行為の本性は神の内的三位一体と呼応する結合的で豊穣に結び付くものとされ、適切に表出される限りにおいては神聖視されている一方、これに沿わない同性愛行為(や肛門性交、自慰、姦淫といった「逸脱的」な性行為)は罪深いとされるのである。 また、同教会は人間の性の相互補完性、すなわち異なる者が結合するという性格を神の意思であると認め、同性間の性行為はこの枠組みから外れるものとする。 同性愛行為は自然法に反し、性行為を生命の恵みから遠ざけるものである。またこれは真正の感情的・性的相補性から生じたものではない。これはいかなる条件下においても容認されない。