南ルコニア礁(みなみルコニアしょう、英語: South Luconia Shoals、マレー語: Gugusan Beting Patinggi Ali、中国語: 南康暗沙)は、ボルネオ島の北方にある岩礁群である。北ルコニア礁とともにルコニア礁を形成する。南シナ海南部に位置し、南沙諸島に含められることもある。 北ルコニア礁の南12海里に位置する。東西約30海里、幅約15海里にわたって岩礁が卵形に分布しており、区域の面積は約900km2。名前の付けられた地形は6つあるが、干出するのはLuconia Breakersのみであり、他の地形は最浅で水深4.6-8.2mである。 マレーシアの排他的経済水域(EEZ)内にあり、岩礁全体をマレーシアが実効支配している。 中国が2013年10月に南ルコニア礁周辺へ艦船を派遣したほか、2014年9月頃から中国海警局の船舶の侵犯が増加し、マレーシア側の無線による立ち退き要請に対しても反応がないことから、マレーシア海軍は2015年6月3日にこの岩礁付近に艦船を派遣している。 南ルコニア礁の南にはセントラル・ルコニア・ガス田があり、採掘された天然ガスはパイプラインでサラワク州に送られ、液化天然ガス(LNG)として日本にも輸出されている。

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  • 南ルコニア礁(みなみルコニアしょう、英語: South Luconia Shoals、マレー語: Gugusan Beting Patinggi Ali、中国語: 南康暗沙)は、ボルネオ島の北方にある岩礁群である。北ルコニア礁とともにルコニア礁を形成する。南シナ海南部に位置し、南沙諸島に含められることもある。 北ルコニア礁の南12海里に位置する。東西約30海里、幅約15海里にわたって岩礁が卵形に分布しており、区域の面積は約900km2。名前の付けられた地形は6つあるが、干出するのはLuconia Breakersのみであり、他の地形は最浅で水深4.6-8.2mである。 マレーシアの排他的経済水域(EEZ)内にあり、岩礁全体をマレーシアが実効支配している。 中国が2013年10月に南ルコニア礁周辺へ艦船を派遣したほか、2014年9月頃から中国海警局の船舶の侵犯が増加し、マレーシア側の無線による立ち退き要請に対しても反応がないことから、マレーシア海軍は2015年6月3日にこの岩礁付近に艦船を派遣している。 南ルコニア礁の南にはセントラル・ルコニア・ガス田があり、採掘された天然ガスはパイプラインでサラワク州に送られ、液化天然ガス(LNG)として日本にも輸出されている。 (ja)
  • 南ルコニア礁(みなみルコニアしょう、英語: South Luconia Shoals、マレー語: Gugusan Beting Patinggi Ali、中国語: 南康暗沙)は、ボルネオ島の北方にある岩礁群である。北ルコニア礁とともにルコニア礁を形成する。南シナ海南部に位置し、南沙諸島に含められることもある。 北ルコニア礁の南12海里に位置する。東西約30海里、幅約15海里にわたって岩礁が卵形に分布しており、区域の面積は約900km2。名前の付けられた地形は6つあるが、干出するのはLuconia Breakersのみであり、他の地形は最浅で水深4.6-8.2mである。 マレーシアの排他的経済水域(EEZ)内にあり、岩礁全体をマレーシアが実効支配している。 中国が2013年10月に南ルコニア礁周辺へ艦船を派遣したほか、2014年9月頃から中国海警局の船舶の侵犯が増加し、マレーシア側の無線による立ち退き要請に対しても反応がないことから、マレーシア海軍は2015年6月3日にこの岩礁付近に艦船を派遣している。 南ルコニア礁の南にはセントラル・ルコニア・ガス田があり、採掘された天然ガスはパイプラインでサラワク州に送られ、液化天然ガス(LNG)として日本にも輸出されている。 (ja)
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  • 南ルコニア礁(みなみルコニアしょう、英語: South Luconia Shoals、マレー語: Gugusan Beting Patinggi Ali、中国語: 南康暗沙)は、ボルネオ島の北方にある岩礁群である。北ルコニア礁とともにルコニア礁を形成する。南シナ海南部に位置し、南沙諸島に含められることもある。 北ルコニア礁の南12海里に位置する。東西約30海里、幅約15海里にわたって岩礁が卵形に分布しており、区域の面積は約900km2。名前の付けられた地形は6つあるが、干出するのはLuconia Breakersのみであり、他の地形は最浅で水深4.6-8.2mである。 マレーシアの排他的経済水域(EEZ)内にあり、岩礁全体をマレーシアが実効支配している。 中国が2013年10月に南ルコニア礁周辺へ艦船を派遣したほか、2014年9月頃から中国海警局の船舶の侵犯が増加し、マレーシア側の無線による立ち退き要請に対しても反応がないことから、マレーシア海軍は2015年6月3日にこの岩礁付近に艦船を派遣している。 南ルコニア礁の南にはセントラル・ルコニア・ガス田があり、採掘された天然ガスはパイプラインでサラワク州に送られ、液化天然ガス(LNG)として日本にも輸出されている。 (ja)
  • 南ルコニア礁(みなみルコニアしょう、英語: South Luconia Shoals、マレー語: Gugusan Beting Patinggi Ali、中国語: 南康暗沙)は、ボルネオ島の北方にある岩礁群である。北ルコニア礁とともにルコニア礁を形成する。南シナ海南部に位置し、南沙諸島に含められることもある。 北ルコニア礁の南12海里に位置する。東西約30海里、幅約15海里にわたって岩礁が卵形に分布しており、区域の面積は約900km2。名前の付けられた地形は6つあるが、干出するのはLuconia Breakersのみであり、他の地形は最浅で水深4.6-8.2mである。 マレーシアの排他的経済水域(EEZ)内にあり、岩礁全体をマレーシアが実効支配している。 中国が2013年10月に南ルコニア礁周辺へ艦船を派遣したほか、2014年9月頃から中国海警局の船舶の侵犯が増加し、マレーシア側の無線による立ち退き要請に対しても反応がないことから、マレーシア海軍は2015年6月3日にこの岩礁付近に艦船を派遣している。 南ルコニア礁の南にはセントラル・ルコニア・ガス田があり、採掘された天然ガスはパイプラインでサラワク州に送られ、液化天然ガス(LNG)として日本にも輸出されている。 (ja)
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  • 南ルコニア礁 (ja)
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