労研饅頭(ろうけんまんとう)、通称「ローマン」は、倉敷紡績社長・大原孫三郎が開設した倉敷労働科学研究所(現:大原記念労働科学研究所)で、1929年(昭和4年)に、主食代用食として研究開発・誕生したものである。主材料はメリケン粉(小麦粉)であり、満州の苦力の主食からヒントを得て、その形や味が日本人の親しみのあるものに改善されて誕生した。