公益判別会議(ペルシア語: مجمع تشخیص مصلحت نظام)はイラン・イスラーム共和国における政治上の権能を持つ会議で、構成員は最高指導者の任命による。1988年2月6日の憲法改正の際に設置された。公益判別会議の目的は、マジュレス(議会)と監督者評議会のあいだで相違や不一致が生じた場合にこれを解決すること、また最高指導者に対する諮問会議として機能することである。 現議長はサーデグ・ラーリージャーニー(2018年12月-)。書記はモフセン・レザーイー。ラフサンジャーニーの加入以降、議会の権限は強まっている。 日本語ではほかに体制利益判別会議、公益評議会とも訳される。また報道では「最高評議会」なる訳語をあてることもある。