全ての教皇に関する預言(すべてのきょうこうにかんするよげん、Vaticinia de Summis Pontificibus)は、15世紀初頭のヨーロッパに現れた予言書である。『教皇預言書』、『教皇図』などとも呼ばれる。ニコラウス3世(在位1277年 - 1280年)から始まる歴代のローマ教皇たちを予言したものという体裁で、30組の挿絵と文章がまとめられた作品である。 中世から近世にかけてはフィオーレのヨアキムの著書として広く流布したが、現在では擬ヨアキム文書の一種と理解されている。