修正資本主義(しゅうせいしほんしゅぎ、modified capitalism)とは、資本主義が持つ様々な問題点を緩和し解消することで、福祉国家を目指そうとする思想である。また、そのような考えに基づく諸政策を実行している資本主義体制のことをも指す。 この言葉は、経済同友会の大塚万丈らが1947年にとりまとめた『企業経営の民主化 修正資本主義の構想』の中で初めて用いられた。このような思想が生まれた背景には、当時労働運動や民主化運動が勢力を増しつつあったことがある。しかし、その萌芽は、既にアメリカのニューディールやイギリスのベバリッジ報告等に見ることができる。