会衆制(かいしゅうせい、会衆主義とも言う)とは、キリスト教の教会の政治形態の一つであり、会衆一同の総意により教会政治を行なう制度であり、民主主義的である。他の教会政治形態としてカトリック教会、聖公会、正教会などの監督制、改革派教会、長老派教会の長老制があり、監督制は君主制、長老制は貴族政治にたとえられる。宗教改革において重視された万人祭司の発想を、現実の教会運営においても実践しようとしたものであり、神は民を普遍的な教会及び各個教会の頭であるキリストを通して直接的に統治すると考える。