仙台亜炭(せんだいあたん)は、宮城県仙台市およびその周辺で採掘された亜炭のこと。 第三紀の鮮新世(約500万年前~約258万年前)に形成された仙台層群のうち、竜の口層以外に亜炭が含まれる。亜炭のうち、彫塑可能な「木質亜炭」は仙台埋木細工に、炭化した「炭質亜炭」は香炉灰や燃料に、珪化木は観賞用または放置された。 幕末以降は、主に広瀬川中流の向山層において、小規模な炭鉱が多数散在する形で採掘が行われた。