享保名物帳(きょうほうめいぶつちょう)は、日本の刀剣書である。徳川幕府8代将軍・徳川吉宗の命により、13代当主および本阿弥一族が編纂して幕府に提出した日本刀の名刀一覧である。現在の刀剣研究では同書に掲載されている刀剣のみを狭義の「名物」としている。なお、原本は失われ後世の写本のみが存在するため、その名前は原本編纂時の元号を冠して後世に名付けられた便宜的な呼称であり、原本編纂時の正確な名称は不明である。